Irving, Washington

ワシントン・アーヴィング

アーヴィング (別名:アービング)
Irving, Washington
1783年04月03日~1859年11月28日
[アメリカ] [作家]

[ワシントン・アーヴィング 人物情報]

アメリカの作家。1783年ニューヨークの裕福な商人の家に生まれる。生来、体が弱く正規の教育は受けなかったが読書は好んだ。1804年?06年ヨーロッパ旅行に行き、帰国後弁護士の資格を得た。しかし文学に傾倒し、「ディートリヒ・ニッカボッカー」というペンネームで小説などを発表していた。1818年兄の商店が破産すると、生活のために執筆するようになった。1826年アメリカ公使館書記官としてスペインに滞在(?32年)、『アルハンブラ物語』を執筆し一世を風靡した。1842年?45年スペイン大使としてマドリードに赴任。
代表作はほかに『スケッチ・ブック』など。映画『スリーピー・ホロウ』(1999)の原作者でもある。

Wikipediaの人物情報

ワシントン・アーヴィングWashington Irving, 1783年4月3日 - 1859年11月28日)は、19世紀前半のアメリカ合衆国の作家。

生涯

アーヴィングはマンハッタンに生まれた。法律家でもあった彼は、アメリカの対イギリス・スペイン外交官のメンバーであった。彼は流暢なスペイン語を話し、そのことでスペインに関する彼の著書は素晴らしいものとなった。また、ドイツ語やオランダ語など、ほかにもいくつかの言語を読むことができた。アーヴィングは多作で、多くの場で尊重されているジョージ・ワシントンやムハンマド・イブン=アブドゥッラーフといった人物の伝記や、クリストファー・コロンブス、ムーア人、アルハンブラ宮殿など15世紀スペインに関する多くの本を書いた。

アーヴィングは1830年代に西部のフロンティアを旅し、西部の民族に関して一瞥したところを『プレーリーの旅 A Tour on the Prairies』(1835年)に記した。彼は、ヨーロッパ人やアメリカ人とアメリカ州の先住民族民族との関係を悪化させることに反対する以下のような発言をしたことで知られている:

植民時代の初期には、白人達のために二重に中傷された数多くの不幸な先住民がいた。彼らは金目当てで頻繁に起こされた理不尽な戦いによって先祖代々の領土を追い出され、さらには彼らの人柄も、頑迷で不純な作家達によって中傷されたのである。

彼の有名な自宅はサニーサイド()にあり、現在も)が所有しており、アーヴィングは彼についての短編『ウォルファートのねぐら Wolfert's Roost』を書いている。

テキサス州の都市アービング (テキサス州)や、アラバマ州バーミングハム (アラバマ州)のワシントン通り(Washington Street)とアーヴィング通り(Irving Street)は、彼の名にちなんで名付けられたと信じられている。また彼の著書『ブレイスブリッジ・ホール Bracebridge Hall』は、オンタリオ州ブレイスブリッジの名の着想となった。

作品

アーヴィングの最初の著書は、『世界の始まりからオランダ王朝の終焉までのニューヨークの歴史、ディートリヒ・ニッカーボッカー著 A History of New-York from the Beginning of the World to the End of the Dutch Dynasty, by Dietrich Knickerbocker』(1809年)である。これは自惚れにまみれた地方史を対象にした陰険な風刺で、この作品によってニッカーボッカーという言葉が辞書に載るようになり、英語でより広く使われるようになった。

アーヴィングは1815年にヨーロッパへの旅に出た。1819年~1820年、彼は最も有名な作品『スリーピー・ホローの伝説』と『リップ・ヴァン・ウィンクル』を含む文集『スケッチ・ブック (アーヴィング)』を刊行した。ヨーロッパ滞在中、彼はアメリカのイギリス使節団のメンバーであったが、ひまな時に彼は大陸部へ旅行に出かけ、オランダやドイツの民間伝承を幅広く読んだ。『スケッチ・ブック』に収録されている物語はヨーロッパでアーヴィングが書き、ニューヨークにある出版社へ送られて、アメリカの雑誌に掲載された。一方イギリスでは、彼の短編が彼に無断でイギリスの出版社によって製本されてしまった。そのため彼は、ヨーロッパとアメリカで同時に出版することで著作権を保護することにした。

『リップ・ヴァン・ウィンクル』は、彼が妹のサラとその夫ヘンリー・ヴァン・ウォルト・ボンヌヴィルの冒険 The Adventures of Captain Bonneville』(1837年)を執筆した。

アーヴィングはニューヨーク市に対する愛称「ゴッサム・シティ」(この愛称は後にバットマンの漫画や映画で用いられている)を普及させ、また「万能のドル」(Almighty dollar)という表現を生み出したのも彼だとされる。アーヴィングはまた、ジョーゼフ・ヘラーの小説『キャッチ=22』の作中で、偽造屋の用いる偽名としてジョン・ミルトンと共に登場する。

使用したペンネームと関係する書籍

  • ジョフリー・クレヨン(Geoffrey Crayon)
    • 『スケッチ・ブック』、
    • 『旅人物語 Tales of a Traveller』、
    • 『ブレイスブリッジ・ホール』
  • ディートリヒ・ニッカーボッカー(Diedrich Knickerbocker)
    • 『ニューヨークの歴史』、
    • 「リップ・ヴァン・ウィンクル」、
    • 「スリーピー・ホローの伝説」
  • ジョナサン・オールドスタイル(Jonathan Oldstyle)
    • 『ジョナサン・オールドスタイルの手紙 Letters of Jonathan Oldstyle

伝記

  • 『ワシントン・アーヴィングの生涯』 スタンリー・T・ウィリアムズ著、1935年(英語)

外部リンク

1783年生まれの人物
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