フランスの画家。素朴派。パリ郊外で税務吏を務めるかたわら、0歳ごろから趣味で絵を描き始める。1885年に退職して、バイオリン教師で生計を立てながら、アマチュア画家となる。1886年アンデパンダン展に初出展したが、リアリティの無い作風は酷評された。だが、その幻想的な作風は後にピカソやゴーガンらの支持を集め、1908年にはピカソらを中心に「ルソーを励ます会」が開催された。
![]() |
アンリ・ルソー |
|---|
[アンリ・ルソー 人物情報]
Wikipediaの人物情報
アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー(Henri Julien Félix Rousseau, 1844年5月21日 - 1910年9月2日)は、19世紀~20世紀フランスの素朴派の画家。
20数年間、パリ市の税関の職員を勤め、仕事の余暇に絵を描いていた「日曜画家」であったことから「ル・ドゥアニエ」(税関吏)の通称で知られる。ただし、ルソーの代表作の大部分は彼が税関を退職した後の50歳代に描かれている。
生涯
ルソーは1844年、マイエンヌ県ラヴァルに生まれた。高校中退後、一時法律事務所に勤務する。1863年から1868年まで5年間の軍役を経て1871年、パリの入市税関の職員となる。現存するルソーの最初期の作品は1879年(35歳)頃のものである。1886年からアンデパンダン展に出品を始め、同展には終生出品を続けている。1888年、最初の妻クレマンスが亡くなった。生まれた子供も幼くして亡くなり、2番目の妻ジョゼフィーヌにも1903年に先立たれるなど、家庭生活の面では恵まれていなかった。
ルソーは税関に22年ほど勤務した後、絵に専念するため1893年には退職して、早々と年金生活に入っている。税関退職前の作品としては『カーニバルの夜』(1886年)などがあるが、『戦争』(1894年)、『眠るジプシー女』(1897年)、『蛇使いの女』(1907年)などの主要な作品は退職後に描かれている(但し、右の写真はかなり画素が粗く、発色もかなり悪い。実際はよりビビッドな色遣いであり、その点が魅力でもある)。
ルソーの作品は、画家の生前はギヨーム・アポリネール、パブロ・ピカソなど少数の理解者によって評価されたのみであった。ルソーの年譜に必ず登場するエピソードとして、1908年、ピカソ、アポリネールらが中心となって、パリの「洗濯船」(バトー・ラヴォワール)で「アンリ・ルソーの夕べ」という会を開いたことが挙げられる。これは、からかい半分の会だったとも言われるが、多くの画家や詩人がルソーを囲んで集まり、彼を称える詩が披露されたのだった。
日本でも早くからその作風は紹介され、藤田嗣治、岡鹿之助、加山又造など多くの画家に影響を与えた。
晩年の1909年、ルソーはある手形詐欺事件に連座して拘留されている。この件については、ルソーは事情をよく知らずに利用されただけだという説もあるが、真相は不明というほかない。1910年に肺炎のため没した。
作風
ルソーの絵に登場する人物は大概、真正面向きか真横向きで目鼻立ちは類型化している。また、風景には遠近感がほとんどなく、樹木や草花は葉の1枚1枚が几帳面に描かれている。このような一見稚拙に見える技法を用いながらも、彼の作品は完成度と芸術性の高いもので、いわゆる「日曜画家」の域をはるかに超えており、19世紀末から20世紀初めという時期に、キュビスムやシュルレアリスムを先取りしたとも言える独創的な絵画世界を創造した。
彼の作品には熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数ある。画家自身はこうした南国風景を、ナポレオン3世とともにメキシコ従軍した時の思い出をもとに描いたと称していたが、実際には彼は南国へ行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作り上げたのであった。また、写真や雑誌の挿絵を元にして構図を考えた作品のあることも判明している。
代表作
- 私自身:肖像=風景(1890年)(プラハ国立美術館)
- 戦争(1894年)(オルセー美術館)
- 眠るジプシー女(1897年)(ニューヨーク近代美術館)
- 蛇使いの女(1907年)(オルセー美術館)
- ジュニエ爺さんの二輪馬車(1908年)(オランジュリー美術館)
日本にあるアンリ・ルソー作品
- エデンの園のエヴァ(1906-10年頃)など9点(ポーラ美術館)
- アナログの家が好き!高座山の工務店です。 : アンリ・ルソー展トランスメディア提供アイコン01 アンリ・ルソー展. 素朴派といわれるルソーの作品。 何故かほっとする事が多いです。 こういった作品が文化フォーラム春日井にやってきました。 1/21~3/18まで ...
- アンリ・ルソーと素朴な画家たち - サブミハリータアンリ・ルソーをはじめ、素朴派の展覧会。ルイ・ヴィヴ ... パリを異国に見立てたような幻想的なシテ島の絵を見ていると、写実的であろうとすればするほど超現実的になる他の素朴派の写実性とはまた違う創造性を感じさせるルソー。 チケットに ...
- 塔本シスコ » 「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」展/文化フォーラム春日井... にて「世田谷美術館コレクションによるアンリ・ルソーと素朴な画家たち」展が開催されます。 この展覧会はアンリ・ルソーをはじめ、アンドレ・ボーシャン、カミーユ・ボンボワ、ジャン=ミッシェル・バスキア、そして塔本シスコら26人の作家の作品が展示されます。
- ローカルニュースの旅:ルソー美術展と共同企画 美食の出会いルソー美術展と共同企画 美食の出会い│愛知県. 世田谷美術館の所蔵作品による「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」が、春日井市役所隣の文化フォーラム春日井で開かれている。共同企画として、ホテルプラザ勝川では、展示作品をモチーフ ...
- 絵画:アンリ・ルソー「詩人に霊感を与える詩神」 - art-aburae's name「Saleartshop.jp」油絵販売店 12月28日 配信【送料無料】絵画:アンリ・ルソー「詩人に霊感を与える詩神」●サイズF6(41.0×31.8cm)●プレゼント・ギフ… Hosted by OverBlog.
- トリノアト アンリ・ルソーと素朴な画家たち題:アンリ・ルソーと素朴な画家たち(文化フォーラム春日井・ギャラリー) 世田谷美術館コレクションによる『アンリ・ルソーと素朴な画家たち いきること えがくこと』 ★オープニング記念講演本展アドバイザーが展覧会の見どころや、ルソーと彼の ...
- 関学生協 上ケ原書籍部ブログ: 関学OG 原田マハさん新刊『楽園の ...MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究 ...
- 「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」展を鑑賞 - 楽天ブログ - 楽天市場今は、「アンリ・ルソーと素朴な画家たち-いきること・えがくこと-」という展覧会をしています。 この展覧会は「平成23年度市町村立美術館活性化事業・第12回共同巡回展」の一環らしく、展示作品はすべて「世田谷美術館」の所蔵作品です。
- 【送料無料】絵画:アンリ・ルソー「飢えたライオン ... - 楽天ブログ - 楽天市場【送料無料】絵画:アンリ・ルソー「飢えたライオン」●サイズF20(72.7×60.6cm)●プレゼント・ギフト・風水にも人気な名画の絵画(油絵複製画)オ.
- Susely's Reckless Days: アンリ・ルソーと素朴な画家たちアンリ・ルソーと素朴な画家たち. バレエのレッスンのあと、岡山県笠岡市にある竹喬美術館へ行きました。 目的は、「アンリ・ルソーと素朴な画家たち展」です。 会期が明日までなので、レッスンとリハで疲れていましたが、大相撲の初日で早く帰っ ...
- ルソー美術展と共同企画 美食の出会い(2月1日 10時01分)世田谷美術館(東京)の所蔵作品による「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」が、春日井市役所隣の文化フォーラム春日井で開かれている。共同企画として、ホテルプラザ勝川(同市松新町)では、展示作品をモチーフにした創作ランチを提供している。[詳細]
- 梨の花咲く町で 森内俊雄著 「時」をめぐる人生のミステリー(1月22日 8時54分)「モーツァルト」以外の六編も、「クレアタ・エト・クレアンス」(「創造され かつ 創造する」という意味の言葉だという)ではレリーフの少女像が、「ジュニエ爺(じい)さんの馬車」ではアンリ・ルソーの絵画が、「ど・ど・ど・ど・ど」では絵本が ...[詳細]
Powered by Bing
人名辞典ではこのページで使用している画像の著作権は消失しているものと認識し ているか、許可を得て掲載しております。 万一、画像が許可を得て掲載されていない場合は速やかに画像を外すか、正式な許可を得る手続きをいたしますのでご連絡下さい。

