日本の作家。本名、尾崎徳太郎。
1867年1月10日(慶応3年12月16日)江戸に生まれる。
三田英学塾などを経て大学予備門に入学。在学中から文学を志し、1885年に石橋思案や山田美妙らと硯友社を興し、近代文学の礎と称される「我楽多文庫」を発刊。掲載の『色懺悔』で作家としての名声を得、幸田露伴とともに「紅露時代」をつくった。
初期は井原西鶴の影響を受けた雅俗折衷の文体であったが、後に言文一致や写実主義へと進んだ。後進の指導にも努め、弟子に泉鏡花、小栗風葉、徳田秋声、柳川春葉などがいる。
別号に「縁山」「半可通人」「十千万堂」など。代表作は他に『金色夜叉』(未完)、『多情多恨』など。
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尾崎紅葉 |
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[尾崎紅葉 人物情報]
Wikipediaの人物情報
{{Infobox 作家| name = 尾崎 紅葉(おざき こうよう)| image = Koyo Ozaki.jpg| image_size = 180px| caption = | pseudonym = | birth_name = | birth_date = 1868年1月10日芝中門前町(現・浜松町)| death_date = | death_place = | resting_place = | occupation = 小説家| nationality = | education = | alma_mater = 帝国大学国文科中退 - 1903年| subject = | movement = 写実主義・硯友社』(1902年)| awards = | debut_works = | spouse = | partner = | children = | relations = | influences = | influenced = | signature = | website = 。その英語力で、英米の大衆小説を大量に読み、それを翻案して自作の骨子としてとりいれたものも多い。晩年の作『金色夜叉』の粉本として、バーサ・クレイの『女より弱きもの』が堀啓子によって指摘された。
年譜
- 1868年1月10日(慶応3年12月16日 (旧暦))、 江戸芝 (東京都港区)に生れる。
- 1883年(明治16年)9月、第一高等学校 (旧制)に入学。
- 1885年(明治18年)
- 2月、硯友社を結成。
- 5月、「我楽多文庫」を発刊。
- 1887年(明治20年)4月、東京女子専門学校で漢学の教師のアルバイトをする。
- 1889年(明治22年)
- 4月、『二人比丘尼 色懺悔』を刊行。
- 12月、読売新聞に入社。
- 1890年(明治23年)帝国大学を退学。
- 1891年(明治24年)3月10日、樺島喜久と結婚。
- 1892年(明治25年)3月、「三人妻」を『読売新聞』に連載。
- 1893年(明治26年)
- 1月10日、長男弓之助が生れる(早逝)。
- 6月、「心の闇」を『読売新聞』に連載。
- 1894年(明治27年)
- 2月3日、長女藤枝が生れる。
- 同21日、父惣蔵死去。
- 1896年(明治29年)
- 2月、「多情多恨」を『読売新聞』に連載。
- 3月10日、次女弥生が生れる。
- 1897年(明治30年)1月、「金色夜叉」を『読売新聞』に連載。
- 1899年(明治32年)、健康を害する。6月に塩原、7月から8月にかけて新潟へ赴く。
- 1900年(明治33年)3月26日、三女三千代が生れる。
- 1901年(明治43年)
- 5月、療養のために修善寺へ赴く。
- 同20日、次男夏彦が生れる。
- 1902年(明治35年)、読売新聞社を退社し、二六新報に入社。
- 1903年(明治36年)10月30日、牛込区横井町の自宅で死去。
門下生
20歳代で多くの弟子を抱えた。特に泉鏡花、徳田秋声、小栗風葉、柳川春葉の四人は藻門下(紅葉門下)四天王と呼ばれた。このような肌合いがちがう弟子たちをうまくまとめることができたところに紅葉の人徳がある。その点では、同時代の文学者たちの中で、出色であったといえよう。
主な作品
- 二人比丘尼色懺悔(ににんびくに)(1889年)
- 伽羅枕(きゃらまくら)(1890年)
- 二人女房(1891年 - 1892年)
- 三人妻(1892年)
- 心の闇(1893年)
- 不言不語(いわずかたらず)(1895年)
- 多情多恨(1896年)
- 青葡萄
- 金色夜叉(1897年 - 1902年)
- 名曲クレーツェロワ(レフ・トルストイ、小西増太郎共訳)
その他
- 芝神明榮太樓の銘菓「江の嶋」最中は、1902年(明治35年)2月に紅葉が名づけ題字を認めたものであり、紅葉の本を装丁した武内桂舟の下絵とともに今でも用いられており、現在まで続くロングセラー商品となっている。芝神明町は、母庸が若くして亡くなった後、紅葉を育てた医者の祖父荒木舜庵の家があった場所である。
- 江戸っ子気質そのままの性格で、弟子たちにはやさしい半面、短気な面もありよく小言を言っていた。だがその叱り方は口の悪さと諧謔さがまざりあった独自のもので、泉鏡花ら弟子たちは叱られるたびに師の小言のうまさに感心した。
- 紅葉の最期の言葉は、見舞いに来た人々の泣いているのを見て言った、「どいつもまずい面だ」だったという。
脚注
関連項目
- 瀬沼夏葉
- 大橋乙羽
外部リンク
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