Yamamoto, Yuzo

山本有三

ヤマモトユウゾウ
Yamamoto, Yuzo
1887年07月27日~1974年01月11日
[日本] [作家]

[山本有三 人物情報]

日本の劇作家・作家。本名、山本勇造。1887年(明治20年)呉服商の子として現在の栃木市に生まれる。
15歳で東京に奉公に出されるが翌年に生家に逃げ帰る。第一高等学校、東京帝国大学独文科卒業後、1920年戯曲「生命の冠」でデビューした。大正末期から小説も手がけ始め、『波』で名声を得た。その後も『女の一生』『真実一路』『路傍の石』などの名作を生んだ。
戦後は憲法の口語化や当用漢字の制定に携わり、1947年から1953年には参議院議員を務めた。1965年文化勲章受賞。
山本有三の作品は人道主義・理想主義の観点から社会を捕らえ、、いかに生きるべきかを追求している。

Wikipediaの人物情報

{{政治家|人名 = 山本 勇造|各国語表記 = やまもと ゆうぞう|画像 = |画像説明 = |国略称 = |生年月日 = 1887年7月27日|没年月日 = |死没地 = |出身校 = 東京帝国大学文学部卒業小説家|称号・勲章 = |親族(政治家) = |配偶者 = |サイン = |ウェブサイト = |サイトタイトル = |国旗 = JPN|職名 = 参議院議員|当選回数 = 1回|就任日 = 1947年5月3日6月2日に勅任され、国語国字問題に取り組んで「ふりがな廃止論」を展開したことでも知られる。憲法の口語化運動にも熱心に取り組んだ。1947年(昭和22年)の第1回参議院議員通常選挙では全国区から出馬して9位で当選。国会議員を一期6年間つとめて緑風会の中心人物となり、政治家としても名を残したが、積極的な創作活動は終生かわらなかった。1965年には政治家としては異色の文化勲章を受章している。

東京都三鷹市には山本有三記念館がある。また栃木県栃木市には山本有三ふるさと記念館がある。

『破船』事件

夏目漱石門下の久米正雄と仲が悪く、久米が漱石長女筆子の愛を巡って松岡譲と争ったいわゆる『破船』事件の際には、久米を陥れようと企んで、久米を女狂い・性的不能者・性病患者などと誹謗中傷する怪文書を、筆子の学友の名を騙って夏目家に送りつけた一面があった。怪文書の筆跡は明らかに女性のものだったが、有三が起草した文章を夫人に清書させたと久米も松岡も筆子も考えていた(関口安義『評伝松岡譲』小沢書店、1991年)。

著作

  • 『生命の冠』 戯曲集、新潮社、1920年
  • 『欲生』 叢文閣、1920年
  • 『坂崎出羽守』 戯曲集、新潮社(現代脚本叢書)、1922年
  • 『女親』 稲門堂書店(戯曲叢書)、1922年
  • 『塵労』 金星堂、1922年
  • 『同志の人々』 戯曲集』 新潮社、1924年、のち岩波文庫
  • 『嬰児殺し』 戯曲集、改造社、1924年
  • 『途上』 新潮社(感想小品叢書)、1926年
  • 『熊谷蓮生坊』 現代戯曲選集、春陽堂、1926年
  • 『生きとし生けるもの』 朝日新聞連載(1926年9月25日〜12月7日、未完)、文藝春秋社、1927年、のち角川文庫・新潮文庫
  • 『西郷と大久保』 戯曲集、改造社、1927年、のち角川文庫
  • 『波』 朝日新聞連載(1923年7月20日〜11月22日)、朝日新聞社、1927年、のち岩波文庫・新潮文庫・講談社文庫
  • 『女人哀詞』 戯曲集、四六書院、1931年、のち角川文庫
  • 『山本有三全集』 改造社(日本文学大全集)、1931年
  • 『風』 朝日新聞連載(1930年10月26日〜1931年3月25日)、朝日新聞社、1932年、のち新潮文庫
  • 『女の一生』 (山本有三)』 朝日新聞連載(1932年10月20日〜1933年6月6日、中断)中央公論社、1933年、のち新潮文庫
  • 『瘤』 短篇集、改造社、1935年、のち岩波新書
  • 『心に太陽を持て  胸にひびく話 - 二十篇』 新潮社(日本少國民文庫)、1935年、のち新潮文庫
  • 『日本名作選』 新潮社(日本少國民文庫)、1936年、のち新潮文庫
  • 『世界名作選』1-2 新潮社(日本少國民文庫)、1936年、のち新潮文庫
  • 『真実一路 (小説)』 主婦之友連載(1935年1月〜11年9月)、新潮社、1936年、のち新潮文庫・角川文庫
  • 『戦争と二人の婦人』 岩波書店、1938年
  • 『山本有三全集』全10巻  岩波書店、1939–41年
  • 『不惜身命』 創元社、1939年、のち角川文庫
  • 『米百俵年  隠れたる先覚者小林虎三郎』 新潮社、1943年、のち新潮文庫
  • 『路傍の石』 朝日新聞連載(1937年1月1日〜6月18日)、岩波書店、1941年、 のち新潮文庫
    • 『新編  路傍の石』 主婦之友連載(1928年11月〜1940年7月、未完)、岩波書店、1941年、のち新潮文庫
  • 『道しるべ』 実業之日本社、1948年
  • 『山本有三文庫』全11巻  新潮社、1948–50年
  • 『竹』 細川書店、1948年
  • 『無事の人』 新潮社、1949』 のち新潮文庫
  • 『山本有三作品集』全5巻  創元社、1953年
  • 『山本有三文庫』全7巻  中央公論社(中央公論社作品文庫)、1954–55年
  • 『海彦山彦』 角川文庫、1956年
  • 『濁流  雑談=近衛文麿』 毎日新聞社、1974年
  • 山本有三全集』全12巻  新潮社、1976–77年
  • 『兄弟・ふしゃくしんみょう』 旺文社文庫、1979年

翻訳

  • 名誉 ヘルマン・ズーダーマン 赤城正蔵 1914
  • 死の舞踏 ストリンドベルク 洛陽堂 1916
  • シュニッツレル選集 楠山正雄共訳 新潮社 1922
  • 情婦殺し シユニツツレル 新潮社 1926

文学碑

  • 太平山 (栃木県)(栃木県栃木市) 「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら 人間生まれてきたかいが ないじゃないか」(『路傍の石』より)
  • その他にも栃木市内に数多くの文学碑が在る。

関連項目

  • 日本における検閲
  • 路傍の石文学賞
  • 路傍の石幼少年文学賞

脚注

外部リンク


山本有三に関するブログ記事
  • 絵ココロ 詩:『心に太陽を持て』 フライシュレン(山本有三訳) (朝ドラ ...
    詩:『心に太陽を持て』 フライシュレン(山本有三訳) (朝ドラ:おひさま). 朝ドラ『おひさま』の中での、春兄さんの詩がとても心に響いたので、調べてみました。 ドイツの詩人・ツェーザル・フライシュレン(CasarFlaischlen 1864年5月12日~1920 ...
  • 幸福の科学とかいろいろ 山本有三著 『路傍の石』 番外編
    今週も、山本有三著 『路傍の石』の番外編をいきます。 著者のメッセージはさらに続きます。 さっそく見ていきましょう。 ------------------ こういう非道な取り扱いを受けたのは、個々の日本人だけではない。 日本の国家もまた、彼らの手 ...
  • 柳々堂オンラインショップ 山本有三記念館 [住宅物語]
    山本有三邸の歴史建物の概要中流住宅へ拡がっていく洋風化の流れ大きく展開した昭和戦前の建物椅子式の生活と住宅の変化三鷹市山本有三記念館の紹介山本有三の住んだ家写真図面 書籍データ タイトル 山本有三記念館 [住宅物語] 税込価格 ¥1400 ...
  • 幸福の科学とかいろいろ 山本有三著 『路傍の石』 番外編
    今週も、山本有三著 『路傍の石』の番外編をいきます。 先週の続きです。さっそく見ていきましょう。 ------------------ 条約改正以前の日本には、こんなことはざらにあった。 その最もひどい例は、ノルマントン号事件である。 イギリスの船 ...
  • 文芸雑話 山本有三、小林秀雄、萩原朔太郎、そしてコンラッド、速読開始 ...
    主に文芸書などの読後感想をメインに独断と偏見大いにありで呟いていこうと思います。
  • 「山本有三記念館」へ行く 三鷹の一日/ウェブリブログ
    三鷹の一日の「山本有三記念館」へ行くに関する詳細記事。(Powered by BIGLOBEウェブリブログ)1月8日の午後、「まちづくりフォトコンテスト」の応募写真を事務局に届けたあと、「風の散歩道」を歩きがてら、久しぶりに山本有三記念館を ...
  • 山本有三とタカクラ・テル 三鷹の一日/ウェブリブログ
    三鷹の一日の山本有三とタカクラ・テルに関する詳細記事。(Powered by BIGLOBEウェブリブログ)1月8日に山本有三記念館を訪れたとき、展示されている作品のなかに『戦争と二人の婦人』(岩波書店、1938年)があるのを見つけました。
  • マルクスと夏目漱石と山本有三: 武蔵日記
    マルクスと夏目漱石と山本有三. Dsc00383 新幹線に乗って… 岐阜羽島に行きました。近い。何もない。たまに行くのですが、仕事がらみでも大好きな温かい人たちが迎えてくれるので、それはそれで楽しい小旅行です。 最近、付箋を貼りながら ...
  • 幸福の科学とかいろいろ 山本有三著 『路傍の石』 番外編
    今週も、山本有三著 『路傍の石』の番外編をいきます。 先週の続きです。さっそく見ていきましょう。 ------------------ そのころの日本では、外人がどんなに悪いことをしても 外人をつかまえて裁判する権利がなかった。 領事館に突き出し ...
  • 幸福の科学とかいろいろ 山本有三著 『路傍の石』 番外編
    山本有三著 『路傍の石』 番外編. 【mixiから転載】 今週から、山本有三著 『路傍の石』の番外編をいきます。 この小説の合間合間に明治以降の日本をとりまく国際情勢について著者の考えが述べられている部分があります。 それらを見ていきましょう。今日は ...

山本有三に関するニュース
  • 真実一路 - goo 映画(2月2日 14時10分)
    昭和十年から翌年にかけて“主婦之友”誌上に連載され、昭和十二年には田坂具隆監督の手によって映画化(日活多摩川)された山本有三の同名小説の再映画化。製作は「青春三羽烏」の小倉武志。「蛮から社員」の椎名利夫…
  • 『ブリューゲルへの旅』 中野孝次著(2月1日 10時58分)
    2006年にウィーン美術史美術館を限られた短い時間で回った際、大半を16世紀のネーデルラント(オランダなどの低地)の画家ピーテル・ブリューゲルの絵画の前で過ごした。作品の魅力を学生時代に教えてくれたのが、日本エッセイスト・クラブ賞 ...
  • JリーグIN&OUT確定表:札幌・仙台・鹿島・浦和(2月3日 14時30分)
    2012年をJリーグ1部(J1)で戦うクラブで、入団または退団が発表された選手を記す。「2011チームバランス」は、2011年リーグ最終節終了時 に在籍していた選手の人数。「2012チームバランス」は最新のIN&OUT情報を反映。OUT ...
  • 『天平の甍』 井上靖著(1月25日 10時31分)
    天平の 甍 (いらか) とは、戒律の根本道場として天平時代に建てられた奈良・唐招提寺金堂の 鴟尾 (しび) を指す。解体修理に伴い屋根から下ろされた創建時のそれを間近で見たことがある。1200年以上風雨に耐えた傷だらけの姿に、戒律伝来の歴史を ...
  • 伊野波、神戸と正式に合意(2月3日 6時45分)
    神戸は今季、MF橋本英郎(32)FW田代有三(29)ら主力クラスを獲得。伊野波を加え、これで一気に日本代表経験者5人の大型補強を成功させた。
  • 戦後初めての参議院選挙と二度目の衆議院選挙(1月27日 2時14分)
    参議院選挙で作家の山本有三など無所属の当選が多かったことはそのことを意味しており、現在のように参議院が衆議院と同じように党派・派閥に属し、「ねじれ国会」を生み出すことなどとは誰も考えてもいなかった。今日の政治の衰退と混乱は、政治家 ...
  • 和田監督「ACL視野に戦う」…神戸(1月21日 15時57分)
    G大阪から移籍したMF橋本英郎(32)は「それぞれの経験をすり合わせていきたい」と話し、J1鹿島から新加入のFW田代有三(29)は「得点に絡みたい」と力を込めた。 サポーターへもお披露目され、約1300人が新戦力に声援を送った。
  • 23:49 【社会】元学生リーダーは出馬せず、スー・チーさん支持を ...(1月21日 8時55分)
    中国人ブロガーの「孫東純」さんは自転車で日本を横断した時、同じように自転車で旅をする19歳の米国人に出会ったそうだ。その時の状況を自身のブログにつづっている。 ・・・ 09:46 【経済】燃料漏れの恐れ、伊政府、座礁現場に非常事態宣言 ...
  • 阿部の浦和復帰が正式決定!(2月3日 14時30分)
    2012年をJリーグ1部(J1)で戦うクラブで、入団または退団が発表された選手を記す。「2011チームバランス」は、2011年リーグ最終節終了時 に在籍していた選手の人数。「2012チームバランス」は最新のIN&OUT情報を反映。OUT ...

Powered by Bing