イギリスの経済学者。1766年サリー州ギルフォード近郊の裕福な家庭に生まれる。ケンブリッジ大学で生物学・数学を学ぶ。牧師の経験を経て、1805年東インド会社のヘイリベリー・カレッジの近代史・経済学教授となり、以後生涯その職を務めた。
1798年『人口論』を発表。食糧が算術級数的にしか増加しないのに、人口は幾何級数的に増加するため、やがては人口が過剰になり、貧困は避けられないとの理論を展開した。
主著は他に『経済学原理』『価値尺度論』『経済学における諸定義』など。
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トマス・ロバート・マルサスマルサス |
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[トマス・ロバート・マルサス 人物情報]
Wikipediaの人物情報
トマス・ロバート・マルサス(Thomas Robert Malthus、1766年2月14日 - 1834年12月23日)は、イギリスサリー州出身の経済学者。古典派経済学を代表する経済学者で、過少消費説、有効需要説を唱えた人物として知られる。
人物・来歴
ケンブリッジ大学を卒業した後、1793年特別研究員となり、1805年にはヘイリベリー=カレッジの教授となった。
1798年に主著『人口論』を著し、この中で「幾何級数的に増加する人口と算術級数的に増加する食糧の差により人口過剰、すなわち貧困が発生する。これは必然であり、社会制度の改良では回避され得ない」とする見方を提唱した。なお、この思想はチャールズ・ダーウィンの進化論を強力に支える思想となった。人類は叡智があり、血みどろの生存競争を回避しようとするが、動植物の世界にはこれがない。よってマルサスの人口論のとおりの自然淘汰が動植物の世界には起きる。そのため、生存競争において有利な個体差をもったものが生き残り、子孫は有利な変異を受け継いだとした。
経済学では、人間理性の啓蒙による理想社会の実現を主張する、ウィリアム・ゴドウィンやコンドルセへの批判でもある。1820年にはデヴィッド・リカードの経済説に反論した『経済学原理』(小林時三郎訳注、岩波文庫上下)を著した。
他に日本語訳書は『マルサス北欧旅行日記』(小林時三郎、西沢保訳、未來社、2002年)がある。2008年10月に雄松堂出版より、『マルサス学会年報』<マルサス学会編、1991年~2006年>15冊が刊行された。
脚注
関連項目
- 経済
- マルサス主義
- 人口統計学
- 人口論
- 国富論
- 『マルサスと同時代人たち』飯田裕康[他] 編著 - Augustrait一般的理解でいえば,人口問題と食料問題を軽視していたウィリアム・ゴドウィン(William Godwin)やコンドルセ侯爵(Marie Jean Antoine Nicolas de Caritat, marquis de Condorcet)など進歩主義に,トマス・ロバート・マルサス(T. R. ...
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