Cassirer, Ernst

エルンスト・カッシーラー

カッシーラー (別名:カッシラー)
Cassirer, Ernst
1874年07月28日~1945年04月13日
[ドイツ] [人文科学]

[エルンスト・カッシーラー 人物情報]

ドイツの哲学者。1874年ブレスラウでユダヤ人の富裕な商人の家に生まれる。
ベルリン大、ライプツィヒ大、ハイデルベルク大を経てマールブルク大学でコーエンに師事する。新カント派のマールブルク学派の中心的人物として、近代哲学と科学史における認識の問題を研究。やがて独自の「象徴形式の哲学」を体系づけた。認識は具体的な「形式」の分析を世界・宇宙の諸形式の特性を把握することであると主張した。
1929年にハイデガーとダヴォス討論を行う。1941年、第2次大戦のためアメリカに亡命。イェール大、コロンビア大で教鞭をとった。1945年ニューヨークで死去。
主著は『認識の諸問題』『象徴形式の哲学』『国歌の神話』など。