グラハム・ベル

ベル
Bell, Alexander Graham
1847年03月03日~1922年08月02日
[イギリス] [自然科学]

[グラハム・ベル 人物情報]

聴覚障害児教育の研究者で、電話機の発明により、エジソンと共に二大発明家といわれています。グラハム・ベルと呼ばれていますが、正確にはグレアム・ベル。スコットランドのエディンバラ生まれで、父は視話法の研究者メルヴィル(Alexander Melville Bell)です。母が難聴であったことから、聾唖者に話し方を教えることに興味を持ったといわれています。エディンバラ大学及びロンドン大学で学び、その後アメリカへ移りました。ボストン大学で音声学を教える傍ら、音声の多重伝送を研究しました。この研究の最中、偶然に、電磁石を使ったマイクの原理を発見し、電話機の発明を志しました。1876年2月に電話機の特許が認可され、3月10日に通話可能な電話機が初めて完成しました。1877年にベル電話会社(後のAT&T社)を設立。また、電話機の発明に対して授与されたヴォルタ賞を原資として、ヴォルタ研究所を興しました。