ウィリアム・パーキン

パーキン
Perkin, Sir William Henry
1838年03月12日~1907年07月14日
[イギリス] [自然科学]

[ウィリアム・パーキン 人物情報]

イギリスの化学者で、18歳の時発見した、アニリン染料やモーブ染料などの化学合成染料の発明者として広く知られています。ロンドンのイーストエンドで建築家の父親のもと7人兄弟の末弟として生まれました。従来は自然の材料のみが染料だったため出せる色は限られていましたが、1856年、ロンドン王立化学カレッジの助手をしていたパーキンが、初の化学合成染料を発明したことで「むらさき」という色を染めることができるようになりました。この新色は大流行し、ガウン・手袋・帽子・リボンなど、様々なものが紫色に染められ、当時のロンドン中が紫に染まったというほどでした。このアニリン系染料は、最初の「モーヴ」(アニリンパープル)の発明以降、鮮やかな赤・青・緑・ピンク・黒などが次々に発明されました。