康熙帝

コウキテイ (別名:聖祖)

1654年05月04日~1722年12月20日
[中国] [王侯]

[康熙帝 人物情報]

中国清朝の第4代皇帝(在位1661~1722年)。廟号:聖祖。
8歳で即位し、15歳から親政を開始。
明の遺臣呉三桂らの三藩の乱を平定して中国全土を統一、また台湾の鄭成功を滅ぼして初めて台湾を中国の領土とした。
ロシアとは1689年にネルチンスク条約を結び国境を決定。全モンゴルの統一を目指すジュンガル部のガルタン=ハンを討ち、他部族のハンも清の体制に組み入れた。
また、宦官政治を改め、安定した財源を背景に、のちの地丁銀へと繋がる改革を行った。
学問にも熱心で、『康熙字典』の編纂事業を行ったり、宣教師らを用いて『皇輿全覧図』(中国地図)等を作成させた。
唐の太宗と並ぶ名君とされる。