王安石

オウアンセキ
Wang Anshi
1021年~1086年
[中国] [政治家] [詩歌]

[王安石 人物情報]

北宋の政治家・詩人・文章家。字は介甫、号は半山。
父親は地方官だったが、21歳の時に科挙に合格。家計のため中央の官職ではなく、約16年間地方官を歴任する。その頃に仁宗に上奏した『万言書』が評判となり、後に神宗が即位すると政治顧問に抜擢された。1070年に宰相となり、均輸法・青苗法・募役法などの「王安石の新法」と呼ばれる一連の政策を行った。これらは成果を上げたが、皇族・官僚等の特権層の特権を抑制するものであったため、特権層が反発。”旧法党”を結成して王安石ら”新法党”を攻撃した。76年に辞職した後は旧法党の司馬光が宰相となり、新法が廃止された。
文章家としても知られ、”唐宋八大家”の1人。